地元愛からはじめた新しい農業。異業種だからこそ挑戦できた理想の環境づくり
今回の新しい農の形は、神奈川県横須賀市にシロキクラゲという珍しいきくらげを栽培している異色の農家のお話です。 建設会社から農業という畑違いの職業から「IoTと地中熱の融合」といった生育環境を試行錯誤しながら構築し、現在、純国産にこだわった完全無農薬できくらげを作られています。そして、シロキクラゲの持つ栄養と効能を知ってもらおうと、日々取り組まれています。 転載開始...
View Article新しい「農」のトレンド!? 話題の「半農半X」のリアル
皆さん!「半農半X」という生き方をご存じでしょうか?やりたい仕事と農業を掛け持ち?! 「半農半X」とは自給規模の「農」と本人の「生きがいとなる仕事=X」を両立した生活。しかしこの「半農半X」というライフスタイル、日々忙しく働く人達の選択可能な生き方なのでしょうか。そこで、今回は、「半農半X」に焦点を当てていきます。 マイナビ農業からの転載です。【リンク】 転載開始...
View Article精密農業とドローン技術
今回は、精密農業と最近のドローン技術の向上からこれからの農業の将来像について取り上げてみたいと思います。 ドローンというと現在、農薬散布については、最も普及が進んでいる分野だと思います。 ところが、このドローンに搭載されるカメラやカメラがとらえる農作物の映像による解析技術の向上によって、これからの農業活動スタイルが劇的に変わっていく時代がすぐそこまで来ているようです。...
View Articleその耕し方、実は間違い!? 野菜がのびのび育つ3層構造の畑の土づくりとは
これまで「新しい『農』のかたち」を探ってきましたが、今日は、少し中休み。そこで、作物の成長に欠かせない土に焦点を当ててみたいと思います。 さて、春の季節がやってきました。日本列島も桜の花が今、見どころ。ところが年齢が高い桜の根元をよく見ますと、根が地盤から持ち上がっています。...
View Article水耕栽培とは 土耕栽培や植物工場と何が違う?
前回お知らせしたように、今回は、水耕栽培に焦点を当ててみたいと思います。 さて、皆さんは、小学校の理科の実験でヒアシンスなどの水耕栽培(水栽培)を経験したことがあると思います。きれいな花を咲かせるヒアシンス。生命の成長に気づき、自然の大切さや親しみを学んだのではないでしょうか?...
View Article自然と接続する回路~滋味豊かな食の背後にある生命感を掴む
いまや全国30ヶ所以上の地域で展開されている、「食べる通信」。 この発起人である高橋博之氏は、現代社会が抱える「リアリティ(≒生きる意欲)の喪失」「全て他人事」を「現代人自らが生み出した化け物」と称す一方で、その突破口を「自然・食・農」に見出そうとしています。 滋味豊かな農漁産物の、背後にある自然や働く人々の生命感を掴む。...
View Article販売部数の拡大ではなく、「生産者と消費者のコミュニティづくり」のために~「食べる通信」を”卒業”していく読者たち
「食べる通信」が持つ特徴の一つは、「購読者数を1500人に限定している」こと。 それはそもそも発刊目的が部数拡大ではなく、「生産者と消費者お互いを顔の見える関係にしていく」ことにあるから。 では、購読者数を限定させながらも内輪化せず、むしろ活動が広がっていっているのはなぜか。そこには、...
View Article100年後も地域で続く農業を 自然の力を引き出す「炭素循環農法」
さて今回は、「たんじゅん農法」のお話です。簡単なという農法ではありません。「炭素循環農法」といい、化学肥料や農薬を使用しない農法の略名です。 今日は、自然をコントロールして、人間のために作物を作るのではなく、自然の「理」に同化して、100年後も持続可能な農法、そして次の世代につないでいく志を持って農業に取り組んでいる方のお話です。 転載開始【リンク】...
View Article30年後、僕らは誰の作った何を食べているのか?~産直アプリ「ポケマル」が伝える、食の豊かさ
「食べる通信」の志は、ネット通販の分野にも。 彼らが立ち上げた『ポケットマルシェ(ポケマル)』は、スマホ一つで、日本各地の農家や漁師から直接、旬の食べ物を買えるという産直アプリ。生産者直送ならではの新鮮な野菜や魚介類が買えるというのはもちろん、生産者との会話を通して、産地を身近に感じることができるというのが特徴です。...
View Articleある漁師が伝える、農漁村の価値~自然の懐に抱かれている、という感覚
この国の中心で都市住民が渇望する「人、地域、自然との関わり」や「生きる実感」が、実はこの国の辺境で苦しみ悶える地方の農漁村に残っている。 今回は、とある漁師の実感発の言葉から、その価値を捉えていきます。 そうすることで、所謂「地方創生」の本質も見えてくるように思います。 少なくとも、都市の資本やノウハウで地方を救おう、などというような、一方通行的なテーマではない。...
View Articleいのちあるものと生きる農業
前回は炭素循環農法という自然の力を引き出した農法を紹介しました。今回は、更に自然の摂理に同化し、自然界の命の営みに沿った農の暮らしをされている方のお話です。自然違法を実践されている川口由一さんです。 ◎川口由一さんの自然農 : 川口由一さんは独自の「自然農」を確立しています。耕さず、肥料は施さず、農薬除草剤は用いず、草や虫を敵としないが原則。ただし、人力による除草は肯定しています。...
View Article一億総百姓化社会のススメ~日々の暮らしの中に、『農』の時間を
現代社会に生きる私たち自身が生み出した、「リアリティの喪失」という化け物。 この難敵と対峙するための、一つの方策として、著者は「日々の暮らしの中に、意識的に『農』の時間を」と説きます。 知る、ではなく、発見する。 消費する、ではなく、生産する。 勉強はつまらないが、学ぶことは楽しい。 生きる意欲につながるこれらの気づきが、「農」を通じて得られるということ。...
View Article最も身近で誰もが当事者である「食」から、リアリティを取り戻していく
著者をして「観客民主主義」と揶揄される現代社会。 必要なのは、(共犯者としての自分を棚上げにした)批判ではなく、「私はどうするか」。 最も身近で誰もが当事者となりえる「食」から、リアリティを取り戻していく。 本シリーズも、今回が最後。改めて、「東北食べる通信」創刊の背景に迫ります。 以下、抜粋引用(都市と地方をかきまぜる:光文社新書) ■退屈から逃れるために...
View Article農業は環境破壊?それとも自然にやさしい?
前回は、まさに自然と調和した生き方を実践している自然農の川口由一さんのお話でした。川口さんの生き方は「自然との調和」を実現していく哲学そのものでした。さて今回は、京都で活躍しているNPO団体スモールファーマーズからの転載です。 そもそも農業は、環境を破壊する生業か?という根本的なお話です。西洋文明と私達日本人の農業に対する考え方の違いもはっきりするかもしれません。 では、転載開始【リンク】...
View Article農をめぐる、世界の闘い1~種子法廃止から、間もなく2年
主要農作物種子法(種子法)が廃止されて、間もなく2年。 日増しに拡大しつつある”地方の反乱”の動きを見ていても、「なぜ種子法は廃止されたのか」、疑念は募るばかりです。 この政府判断の背景にある構造、対する世界の潮流はどうなっているのか。 いいかげん、私たち日本人は、知らなかったでは済まされない事実に気づき、闘う姿勢を持つ必要があるのでは、と思います。...
View Article農をめぐる、世界の闘い2~世界の潮流と逆行する、日本の農政
いま日本の農業界でもてはやされる”スマート農業”は、本当に『先端』なのでしょうか? 経済効率主義がもたらす弊害を、私たちは既に、十二分に知っているはず。 世界は、その限界と弊害を知った上で、経済効率とは真逆の路線に舵を切り始めています。 以下、転載(タネと内臓 著:吉田太郎) ■世界の潮流と逆行する、日本の農政...
View Article21世紀育ちが創る「むかし未来」 日本と世界を変える里山農業プロジェクトの芽吹き
今日は、現高校生のお話です。彼の名は、愛知県岡崎市在住の野田崇達君。彼は中学生の頃、すごいスピードで自分の生活している原風景が失われた様子を見て、アイデンティティの一部を奪われたに等しいショックを受けました。...
View Article農をめぐる、世界の闘い3~せめぎあう二つのパラダイム
特定の企業連合体が「独占」しようとする”農”。 対して世界は、”農”は誰しもが贈与で分かち合うものとして、各地で激しい認識闘争を挑んでいます。 ロシアを筆頭に、フランス、ブラジル、足下のアメリカでも。 まずこの事実を、私たち日本人は知る必要がある。 以下、転載(タネと内臓 著:吉田太郎) ■緑の枢軸、露仏独の三国同盟VS死の化学企業の連合軍...
View Article農をめぐる、世界の闘い4~子どもを守ろうとする母親たちの闘い
今アメリカでは、”オーガニック食品”が一大ムーブメントを巻き起こしています。 その背景にあるのは、子どもを守ろうとする母親たちが立ち上げた、反遺伝子組み換え食品ネットワークの拡大。 農をめぐる認識闘争は、足下からも確実に広がってきています。 以下、転載(タネと内臓 著:吉田太郎) ■母親たちが立ち上げた反遺伝子組み換え食品ネットワーク...
View Article農をめぐる、世界の闘い5~フランスの農相が挑む認識闘争
【モンサントの不自然な食べもの】(2008年)という、フランスの映画があります。 同国が遺伝子組み換え食品に対して厳しい政策を取り始める契機となったこの映画。 この事象に象徴されるようにフランスは、”農”を取り巻く「常識」の背後にある欺瞞を暴き、新たな認識に基づく農産業モデルの実現に向けて動き出しています。...
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