農のあるまちづくり14~都市農業を次代に残す「第3の道」Ⅰ
農的空間を都市部で守り育てていく、その方策について。 以下、転載(「東京農業クリエイターズ」2018著:小野淳) ■都市農業を次世代に残す「第3の道」 いま東京では、エネルギッシュに活躍する30~40代の農家が少なくありません。彼らと一緒に仕事をさせてもらう機会の多い私が感じるのは、外部と連携することで資産価値を高めることに積極的な農家が、どんどん出てきているという実感です。...
View Article農地の多様な生かし方 「あなたのしていることは農業なのか」に答えを出す
農業とは何か? 悩んだ挙句、彼の出した答は、「生き物を育てて生活に役立てる仕事が農業」と位置付けた。ところが、この従来の農(農産物の栽培)とは異なる「農的な活動」を実践した結果、いろいろな人との繋がりが広く深くなっていったのだ。 今回は、「農のあるまちづくり」を目指すNPO法人、くにたち農園の会の紹介である。 では・・・・リンク 転載開始...
View Article農のあるまちづくり15~都市農業を次代に残す「第3の道」Ⅱ
【農のあるまちづくり14~都市農業を次代に残す「第3の道」Ⅰ】 に続いて。 企業が「農」と向き合うための心得。 以下、転載(「東京農業クリエイターズ」2018著:小野淳) ■農家の複合的資産をビジネスにつなげるノウハウ...
View ArticleAIもいいが、伝統技術の再評価こそ希望のよりどころ
この間、新しい「農」のかたちでは、農業の6次産業化や農を中心とした地方の時代の再生が近未来の核になっていく可能性があるという事で、様々な切り口で、可能性の取り組みを紹介してきた。 今回は、その中でも、地域の持つ伝統技術に着目。茅葺きや石積みなどの特殊技術が、実はその地域を存続させる希望のよりどころになっていくという主張である。...
View Article農のあるまちづくり16~都市のすき間が「新しい里山」となるⅠ
都市に住む人たちが自分たちでつくりだす、「新しい里山」の形。 以下、転載(「東京農業クリエイターズ」2018著:小野淳) ■消えたエビスの田園風景 1898年、東京府目黒村と渋谷村にまたがる土地に、レンガ造り3階建てのモダンなビール工場が建造されました。...
View Article農家の兼業に最適?! 「自伐型林業」で稼ぐ可能性
さて、これまで、あたらしい農業の可能性を様々模索してきましたが、今回は、農業と林業の兼業の可能性についてマイナビ農業からの紹介記事です。リンク 現在、林業も農業と同様に、年々就業人口が減少しています。その中にあって、林業の衰退は、個別の産業の衰退にとどまらず、自然災害をも引き起こすほどの大きな影響があります。...
View Article農のあるまちづくり17~都市のすき間が「新しい里山」となるⅡ
都市に住む人たちが自分たちでつくりだす、「新しい里山」の形。 都市農園は、「農業体験」から、「コミュニティづくり」へ。 以下、転載(「東京農業クリエイターズ」2018著:小野淳) ■屋上農園も区画貸しからコミュニティ型へ...
View Articleウィズコロナの時代に、木を植え、木を活かすことの意味
前回は、農業と林業の兼業について紹介しましたが、今回は木を植えることによる可能性についての特集記事がありましので、紹介します。 そもそも、日本人にとって、樹木は生活を支える上で、極めて貴重な資源でした。更に、農業や漁業の栄養分になっていく一方で、水害や土砂崩れといった地域の自然や人命を守り存続させていくという役割を担う極めて重要な資源でもあったのです。...
View Article農のあるまちづくり18~都市のすき間が「新しい里山」となるⅢ
農業が自然と人間の協働作業というならば、 里山もまた、自然と人間の協働作業によってつくり上げられてきた結晶といえる。 以下、転載(「東京農業クリエイターズ」2018著:小野淳) ■都市農地が「里山」になる意味とは? たとえ農地のない東京の都心部でも、屋上やプランターなどを活用して農的な空間を創出できる。少し郊外へ行けば、住宅地の間に残る田畑がコミュニティ活性の場になっている。...
View Article市場原理から生活原理へ~ 世界が多元的に再編成される時代がやってくる~
今回紹介する主張文は、今から30年以上も前のものである。当時、社会主義が崩壊するというまさに世界の体制が大きく変わろうという時代に突入する中で、人類的な視点から「新しい社会のかたち」予測している。 そして、30年たった現在、その「あたらしい社会」=経済原理を超えた農を中心とした生活第一の価値観による「根源的生活原理」に基づく世界は実現しているであろうか?...
View Article農のあるまちづくり19~都市のすき間が「新しい里山」となるⅣ
300年前に書かれた農業の教科書『農業全書』。 豊かな言葉で語られる「里山」の価値は、現代にも通ずる。 以下、転載(「東京農業クリエイターズ」2018著:小野淳) ■300年前の農業の教科書に学ぶ「里山」 必要性の失われた里山の荒廃が全国で進むなか、その価値を再認識・再定義して、新たな活用と保全の方法を考えようという動きも加速しています。...
View Article洪水と水害をとらえなおす
農業には、水は欠かせない。水が無ければ、成立しない生産活動である。 しかし、昨今の自然外圧は、これまで経験したことの無い状況を作り出している。川の氾濫や内水氾濫という予測を超えて水の災害が非常に多くなってきた。 特に、地方における台風や断続的な豪雨は、農地を直撃し、人々の生活を根こそぎ奪いとってしまう。...
View Article農のあるまちづくり20~都市のすき間が「新しい里山」となるⅤ
現代都市に生まれつつある、新しい形の里山について考えていく。 以下、転載(「東京農業クリエイターズ」2018著:小野淳) ■小さな「里山」が大きな利益を生む 昔の里山に対して、現代都市に生まれつつある新しい形の里山とは、どういうものでしょうか?これまで紹介してきたコミュニティ農園や、都心部における農的空間の再生を例に考えてみたいと思います。...
View Article農のあるまちづくり21~都市のすき間が「新しい里山」となるⅥ
快適を追求し続けた都市(住民)が失った”つながり”。 取り戻すために、新しい里山はどんな役割を果たせるか。 以下、転載(「東京農業クリエイターズ」2018著:小野淳) ■都市で消えた和食文化 都市は多くの人の”快適”を追求し続け、その大部分をお金と引き替えに提供してきました。だから、お金があればほぼ何でも手に入ります。...
View Article細胞農業とは何か?
細胞農業という農業形態を御存じだろうか?これまでの農業の概念を根本的に変えてしまうほどの農業のかたちであること言っても良いだろう 。 遺伝子組み換え作物という商品は、この間、ようやく知られるようになってはきたが、この細胞農業、更に先に進んでいる。 まだ、生まれて間もない農業であるが、日本では、現在、複数の企業が開発に参画している。今回は、この農業の可能性について追求していきたいと思う。...
View Article農のあるまちづくり22~農の力で命がまわる
「農のあるまちづくり」シリーズ、エピローグ。 以下、転載(「東京農業クリエイターズ」2018著:小野淳) つい先日、春休みの子ども体験企画で「おいしい野菜のヒミツ、う◯◯のパワー」というワークショップを開催しました。会場は東京の人工島、豊洲にある「ガスの科学館がすてなーに」。う◯◯とは、もちろんウンチのことです。...
View Article純肉(cleanmeat)が切り拓く、未来の細胞農業 ――shojinmeatプロジェクト
前回細胞農業について紹介しましたが、これから紹介する記事は、三年前のものである。 杉崎麻友さんの挑戦は、各自宅で、最終的には農業を行う事ができるというもの。 現在は、まだ発展途上ではあるが、近い将来、肉も魚も自宅で生産可能になり、それを食べることが可能になるのだ。今回は更にすすんでこの細胞農業をとりあげます。インタビュ-形式です。 では・・・・リンク 転載開始...
View Articleお米づくりが育む『結(ゆい)』の文化
お米づくり=コミュニティづくり。 みんなで力を合わせる『結(ゆい)』という優しく、強い、助け合いの文化が、田んぼを介して自然と生まれていく。 以下転載。【ウチとソトを繋ぐ。“結い(ゆい)” で生み出す農業のかたち】...
View Article100年先も続く、農業を。
・新規就農者を中心とした提携生産者が栽培した農産物の販売 ・環境負荷の小さい農業を広げるためのあれこれ を事業内容に掲げる、「株式会社坂ノ途中」の志。 以下、【坂ノ途中のこと】より引用 坂ノ途中が目指しているのは、 環境負荷の小さな農業に取り組む人たちを増やすことです。 100年先もつづく農業のかたちをつくりたい、 そして持続可能な社会にたどり着きたいと考えています。...
View Article【細胞農業連載】①培養肉とは?〜細胞農業による食料生産〜
さて、今回は、二年前の「東大新聞」からの転載です。「新しい農のかたち」では、過去二回、細胞農業について取りあげてきましたが、今回は、そもそも細胞農業とは何か? という事を追求している東京大学の学生の寄稿文です。連載でお送りします。 では・・・・リンク 転載開始...
View Article