【これからの林業を考える】シリーズ5~明治・大正の「スピード林業」が、現在の産業衰退の大きな原因
■明治維新から戦前までの林業 明治維新になった途端に西洋の文化が流れ込み、高層建築物の足場や杭、電柱、鉄道の枕木、貨物の梱包などで木材の需要は急増し、幕府の締め付けもなくなった全国の森林で大量伐採が横行し、日本の森林は再び荒廃の危機にさらされました。...
View Article24節気シリーズ5~大自然の巡りの一部になることで健康になる!
前回までの記事で、日本人は、太陰暦を使って月の動きと同調し、また農業や節句などの行事では24節気を用いて、太陽の動きと同調しながら、その大きなエネルギーと一体で暮らしてきたことがわかりました。人間も大自然や宇宙の一部であり、同じ構造と捉えていたのだと思います。 そのような世界観に同化してうえで、改めて日本人は、24節気をどのように暮らしに取り入れてきたのかを見て行きたいと思います。...
View Article「腸が作る健康の秘訣」第5回 腸が外圧を捉え、脳がどうするを考える
腸と微生物の関係について色々と見てきました。 腸はその腸壁に様々な微生物を配備して栄養を取り込んだり、悪影響を与える病原菌を防御しているとも言えますが、もっと元から考えると腸は外界と繋がる皮膚機能でもあり外界を捉える外圧看取機能でもあるということです。よく腸は第2の脳とも言われますが、改めて腸内環境の視点から脳と腸の関係を見ていきたいと思います。...
View Article24節気シリーズ6~季節の巡りを楽しむ知恵袋・土用編
前回の記事でお知らせした通り、日本人が24節気をどのように暮らしに取り入れてきたのかを見ていきます。 今回は「季節の巡りを楽しむ暮らしや行事」を追求してみたいと思います。 10月も中旬を過ぎ、気候も秋めいてきましたね。季節の変わり目は体調を崩しやすい時期とも言われていますが、どんなことに気を付けながら、日々を楽しく過ごせばいいのでしょうか。...
View Article「腸が作る健康の秘訣」第6回:健康になるためには、なにを食べらいい?
腸が作る健康の秘訣。今回は、健康になる食事を紹介します。 今まで追求してきたように、健康の秘訣は腸内環境を最適化することです。人間の細胞の数は約60兆個と言われていますが、腸内には、1000種類もの細菌が100~1000兆個も生息していますので、腸内細菌の方が圧倒的に多いのです。...
View Article【これからの林業を考える】シリーズ6~ドイツとスウェーデンと日本の林業の違い⇒「地元の人々とつながった山守のような存在」、「自然の摂理に則った林業思想」~
これまでは日本における林業について整理してきました。 次は、世界の林業と日本の林業の違いについて見ていきたいと思います。 ※画像はこちらからお借りしました 今回は世界でも最先端の林業を実践していると言われている、林業大国のドイツとスウェーデンを中心に見ていきたいと思います。 ◆日本における山守の役割を担うドイツの森林官 ドイツの森林面積は、日本の2500万haに対して半分の森林面積しか存在しません。...
View Article「腸が作る健康の秘訣」第7回 少食(腹7分)はなぜ健康によいのか?~マクロファージの観点から
人類は200万年の歴史の中で現在のように何でも好きなものを好きなだけ食べられるようになったのはこの100年間にすぎません。生活習慣病などの病気が登場したのはさらにこの30年間。糖尿病、肥満、高コレステロール等、またダイエットやベジタリアンなどが言われだし、つまり先進国で貧困が消滅して初めて食の次元が変わってきました。...
View Article「腸が作る健康の秘訣」最終回~腸は自然外圧と直結した外識機能
腸が作る健康の秘訣を8回のシリーズで扱ってきました。 人体の健康こそ自然の摂理の中に答えがあるのだと気付かされたシリーズです。人類は単独で生きているわけではなく、植物から動物、様々な生命体の循環の中で生きている、生かされているのです。それは植物、動物以降の起点となる土の中にその答えがありました。人類は様々なものを食べることで進化し、生きながらえてきたのも全てこの土のお陰です。...
View Article24節気シリーズ【最終回】~旬のものを食べるとなぜ体に良いのか?
前回までの記事で、日本人は、24節季を暦として用いながら、季節の移り変わりを繊細に捉え、その移ろいに身体を寄り添わせるように様々な工夫を凝らしてきたことを書きました。 そうやって暮らしの中に楽しみを見出してきたのでした。 今回は食に焦点を当ててみます。基本的には24節季に合わせた、「旬」のものを食事に取り入れることが体に良いとされていますが、なぜ旬のものが体によいのでしょうか?...
View Article【これからの林業を考える】シリーズ最終回~林・農・水の開かれた産業ネットワークの構築へ~
本シリーズは、『これからの林業を考える』と題して、日本の林業がなぜ衰退に向かっているのか?の原因構造を歴史・世界情勢の切り口から分析してきました。そして今後の突破口について、ドイツの林業をモデルとし、産業活性化の可能性を考えてきました。今回の投稿では、全体のまとめとして振り返っていきたいと思います! 画像は、こちらからお借りしました。 ■日本の林業の変遷...
View Article高齢者の援農体験から~動く、動く、動く その先に待っていたものは・・・
私自身の体験からレポートさせていただきます。 援農っていいなぁ、初めて行った体験ではまってしまいました。 でもなぜいいのか・・・はなかなか言葉にならず、まず下記の投稿からお伝えしたいと思います。 援農は7月の一番熱い日の日曜日でした。 ***************************************************** 昨日、奈良農園で援農をさせていただきました。...
View Article類農園の取り組み:日曜は『援農』に参加しよう!~援農では何をしている?一日の流れに沿って紹介します~
類農園では、週末や長期休みに他部門から農作業の応援へ行く『援農』という取り組みをしています。 援農の目的は、大きく2点。 ◎農業を志す人が新たな魅力を発掘し、就農就学定住の窓口となること。 ◎普段仕事では関わらない様々な部門の社員が、同じ農作業の課題の指標到達に向けてとことん真っすぐ取り組むことで、一体感や達成感から活力を見出し、自部門の仕事にもつながる気づきを得て、持ちかえること。...
View Article自然を通した成長 シリーズ①プロローグ~自然に触れると何が良いの?~
これまで本ブログでは、自然や地方での暮らしを求める意識について何度か扱ってきました。 「自然に触れることが能力を付けるのにも、人材育成にも良さそうなのは分かるけど、実際何が良いの?」 そんな追求ポイントから、今回のシリーズでは、子どもから大人まで全世代を対象に「自然を通した成長」について深めていきます!...
View Article【日本の漁業はどこに向かうのか】プロローグ~日本と世界の漁業構造はどのように変わってきたのか、これからの漁業はどうなっていくのか?~
※画像はこちらからお借りしました 新シリーズとして「日本の漁業はどこに向かうのか」シリーズをはじめていきます! 日本は島国であり、縄文時代の遺跡からは釣り針や銛などが発見されており、貝や魚など水産物を食べて生活してきました。 現代でも日本における一人あたりの魚介類の消費量は世界で6番目に多く、世界平均の7倍以上となっており、漁業と食文化は密接に関わっています。...
View Article【アグリテックの最前線にせまる】農と技術の融合が新たな価値を生み出す
(画像はこちらからお借りしました) 四季に恵まれ、水や肥沃な土地を持つ日本には、多種多様な農作物が生産されてきました。日本人の食に対する追求は、縄文土器が世界最古の調理器具だと言われるように歴史が深く、「和食」は世界遺産にも認定されました。...
View Article類農園の取り組み:日曜は『援農』に参加しよう!~子連れ援農はいかがでしょうか~
こんにちは☆ お休みの日、子どもと何しよう? そんなお父さん、お母さん。”子連れで援農”はいかがでしょうか? まだまだ目を離せないなーって年齢のときは(いえ、そういう時こそ!)、数家族(異年齢の子どもがいると尚ベスト!)集まって参加するのもおススメです☆ なぜかというと、異年齢子ども集団ができるから、なのです!...
View Article映画「百姓の百の声」を観て
11月20日大阪の十三の第7芸術劇場というミニシアターで100人少々を集めての映画「百姓の百の声」を見てきました。今回の記事は記憶の新しいうちにその感想とそこで語られた現役百姓の生の声をレポートしたいと思います。...
View Article【不耕栽培の可能性】プロローグ~自然本来の力を活かした農業の可能性を探る~
写真は、こちらからお借りしました。 ■世の中で注目される、自然本来の力を活かした栽培法 今、世の中で、安全安心な野菜として、「有機栽培」「無農薬栽培」や「自然栽培」などが注目され始めています。これまでの化学肥料・農薬は使わない、自然に寄り添った新しい栽培方法で育まれた野菜たち。...
View Article【「食べる」と「健康」その本質に迫る】プロローグ
本ブログでは、これまでも、「食べることとは?」「本来の健康的な食事とは?」といったテーマを扱ってきました。最近のシリーズでも、いくつかの仮設と追求ポイントが抽出されています。 ≪これまで抽出された仮設や追求ポイント≫ ■24節気シリーズ 24節気シリーズ【最終回】~旬のものを食べるとなぜ体に良いのか?...
View Article映画「百姓の百の声」を観て②
11月20日大阪の十三の第7芸術劇場というミニシアターで100人少々を集めての映画「百姓の百の声」を見てきました。今回の記事は記憶の新しいうちにその感想とそこで語られた現役百姓の生の声をレポートしたいと思います。 映画「百姓の百の声」を観て – 新しい「農」のかたち (new-agriculture.com) こちらの記事でも一度まとめていますが、別の視点から考察したことを書きたいと思います。...
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